インドをもっと知ろう!

English

 Life In India

Home

ポピーちゃん

飼い犬が亡くなるのは、本当にさびしいことだ。

田舎で飼っていた茶色いメス犬ポピーちゃん、本名Floppyが亡くなったと知らされたのは2週間ほど前。
大きな犬で、知らない人が来るといつも吠えて知らせてくれた勇敢な番犬。
もうあんな風に家を守ってくれる犬は、わたしたちの家にはいなくなってしまった。

家族全員悲しみに浸った。
12歳だったポピーちゃんとは、そんな家族たちに比べると誰よりも日数の浅い関係ながら、一番お世話になったのはわたしだろうと思う。
言葉や文化の違う環境へやってきて、ちょっぴり寂しい思いをした時に、ポピーちゃんにずっと日本語で話しかけていたものだった。
時にはポピーちゃんを見ているだけで、さわっているだけで、足音を聞くだけで心がなごんだ。
思えば初めてこの家へやって来た時、不思議なことにポピーちゃんはわたしに吠えなかった。
家族と一緒にやってきたお客さんでも、知らない人なら必ず激しく吠えるのに・・・

好物はじゃがいもと、牛乳を温めたときに残るクリーム、というベジタリアンなポピーちゃん。
日本から持っていった缶入りドッグフード・チキン風味は嫌って食べなかったっけ(インド犬はスパイシーじゃないと食べないのかな)。

大爆発花火が炸裂し続けるディワリのときは、怖がってベッドの下でじっとして、それ以外の時も一日中のそーっと寝そべっていることが多かった。
ちょっぴりうらやましかったことも、あったなぁ。

亡くなる何日か前は、食事を食べなくなったが、アイ(お母さん)が与えたビブーティ(お祈りの時に使う聖灰)だけは舐めていたという。
亡くなる30分前、いつも近寄らない前代犬が繋がれていた場所に座って、最後の時を迎えたそうだ。

今その場所には、ポピーちゃんを記念して小さな木が植えられた。


Copyrights  © 2001-2004,ASKSiddhi.com, All rights reserved.