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Munnabhai MBBS
2003.12.21

19日に封切りになったばかりの最新映画。
インド映画独特のドタバタした感じでしたが、見終わった後気分が爽快になったし、またさまざまな深いメッセージが笑いの中に込められていて、素敵な映画でした。

プネのいつも行く映画館がほぼ売切れだったので、INOXというかっこいい近代的な映画コンプレックスで観ました。
普通の映画館で観ると50ルピーぐらいなのですが、130ルピーもしました。
館内はエアコンも効いていたし、マクドナルドやかっこいいカフェBarista、サーティーワンなんかもありました。

印象深かったのは、映画が始まる前にスクリーンに、「インド国歌・全員起立してください」というメッセージが現われ一斉起立、インド国歌がいまどきの映画館の中で厳かに流れていたことです。
プネ市が新しい映画に義務付けていることだそうです。

だけど上映中3回ぐらい停電か何かでカットしてしまったのが残念です。
1回目はダンスの途中で、すごくカッコよかったのに...
そういう時はせめて歌の始めから巻き戻して見せて欲しい。

―あらすじ―

Munnabhai MBBS
は、ユーモアを通じて医者の患者との接し方、ひいては人と人との関わり方、生と死についてなど深いテーマについて描かれていて、笑いも涙もあった。

Murli Prasad SharmaSunjay Dutt)、愛称はMunnabhai(Munna兄貴)。
チンピラの頭として、相棒のCircuit(Arshad Warsi)と仲間たちと共に、ムンバイのドービー・ガートの片隅の小屋で、リッチな人を誘拐してはお金を脅し取りながら、毎日を暮らしている。

Munnabhaiが飛び出してきた故郷の両親は、息子が大都市ムンバイで、医者(MBBS)として大成功し、人々に尊敬されていると信じ込んでいる。
毎年自慢の(と思っている)息子のもとを訪ねてくる両親のために、ドタバタと即席で小屋をHari Prasad Sharma(父親の名前)病院にメイクアップして迎える。

ある日、朝の散歩をしていた父親がばったり大病院の院長となった旧友のDr. AsthanaBoman Irani)と出会う。
弾む話のついでに、やはり医師となったAsthanaの娘とMunnabhaiの見合い話が浮上。
ところが見合いの朝、写真を見たMunnabhaiの素性を知る召使いのせいで、全てのウソがばれてしまう。

父親Hari Prasadは、カンカンに怒って故郷に帰る。
本当は心底両親を愛するMunnabhaiは帰り際、彼の良き理解者である母親に約束を。
「どうか見守っていて下さい。この間違いは必ず正します。」

Munnabhaiは自分流のやり方で、MBBSに挑戦する日々が始まった。
よりによって、Dr. Asthanaの経営する大病院のアカデミーに、気の弱そうな天才ドクターを脅して代わりに試験を受けさせ、トップで入学。

講義・実習では、血を見ることは大の苦手でも、医師としての患者との接し方、治療のあり方を、彼なりの型破りな視点で鋭く観察、指摘していくMunnabhai。
どたばたと周囲を騒がせながらも、積極的に患者と血の通ったコミュニケーションを取ろうと努力していく。
彼にたくさんの人が励まされ、Treatmentではなく、Healing治療の大切さを訴えてゆく。

――
主演のSunjay Duttと父親役のSunil Duttは実際でも親子で、顔もよく似ていました。
30歳そこそこの役を演じていたSunjayですが、実際のところは50歳近いそうで、確かによく見ると肌が疲れている感じがしました。

Sunjayは若い頃、偉大な両親(母親も大女優だった)のプレッシャーと愛情に押しつぶされ、麻薬に浸っていた日々もあったそうです。
しかし、やはり父親Sunilの変わらぬ強い愛情によってどん底から脱出し、いまは一切麻薬をたって、数々の映画で活躍しています。

Dr. Asthana役の俳優さんも、顔の表情がとても渋く、よかったです。

音楽もダンスもテンポが良く、わたしは好きでした。

 

以下で印象に残ったセリフを挙げてみます。


Sunjay DuttとSunil Dutt

・好きな女の子にふられ、自殺未遂を繰り返す少年に、
「お母さんは君が生まれたときから愛情を注ぎつづけ、いま涙を流して君を助けてあげたいと願っている。でも君は、知り合ってほんの短期間の女性の愛情が得られなかったからという理由で命を捨てようとしている。
どうして母親のために生きようと思わないんだ。
君が女性に振られようが、自殺しようが、世界は変わらず回っていくんだよ。」

・胃がんを宣告され、絶望感にとらわれたビジネスマンに、
「君の命は確かにあと少ししかないかもしれない。
わずかな日々を過去の達成できなかったことに捕らわれて過ごしつづけるのか、それとも残された今と明日にできることを期待して過ごそうとするのか、それは君次第だ。」

・Munna Bhaiが、夜空を見上げ、
「人間は死んだらみんな平等だ。星になるんだ。」
一緒に酒を飲みながらCircuitが
「でもボンベイの空は曇っていて、俺のお母さんの星は見えない。」


監督・脚本:Rajkumar Hirani
キャスト:Sunil Dutt、Sanjay Dutt、Gracy Singh、Jimmy Shergill、Arshad Warsi、Rohini Hattangady、Boman Irani
音楽:Anu Malik


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