マハーラシュトラ州のビーチ
バセイン(Bassein)ビーチ
17世紀の重要な造船港だったところで、1739年ポルトガルの進出を、マラータ勢力が拒んだ場所としても知られる。
当時ポルトガルの築いた砦が、椰子林の中に現在は廃墟となって残る。
ここから10kmのところには、かつてコンカン(Konkan)地方の首都であったナラソパラ(Nalasopara)がある。
ナラソパラ村は、前世ブッダの生誕地と信じられており、多くの仏教遺跡も発見されている。
ヴァジレシワリ(Vajreshwari)寺院、アクロリ(Akloli)温泉、サドグル・ニティヤナンド・マハラジ・サマディ寺院(Sadguru Nityanand Maharaj Samadhi Mandir)、ビメシュワル(Bhimeshwar)寺院 などがバセイン近隣に点在する。
また、ポルトガルの名残を残す教会もいくつかあり、興味をそそる訪問地となっている。
交通――
列車で:
ウェスタンレイルウェイ線バセインロード(Bassein Road)駅が最寄り
車で:
ムンバイからムンバイ―アーメダバードハイウェイで、77km
宿泊――
プライベートホテルまたはロッジあり
ダハヌビーチ(Dahanu Beach)
静かな浜辺と手つかずのビーチが、ダハヌからボーディ(Bordi)地域まで、17kmに渡って横たわる。
また豊富な果樹園もあり、とくにチックー(見た目はじゃがいものような、独特の甘みのある果物)の産地として知られる。
ダハヌからは有名なゾロアスター教寺院ウドワダ(Udwada)へもアクセス可能。
この輝く寺院の聖なる火は、この地域観光の主な目玉となっている。
交通―
列車で:
ムンバイからおよそ3時間、ダハヌロード駅が最寄り駅
車で:
ムンバイから145km
ガナパティプレ(Ganapatipule...ラトナギリ)
横たわる深い緑は、4000年来より変らぬ景観とされている。
ガナパティプレにはスワヤンブ・ガナパティという重要な寺院もあることから、毎年巡礼者、ツーリストが絶えない。
この寺院のある丘の脇に、神を畏れる信者が「プラダクシナ」という祠(神社)を置いている。
寺院内部にある房は、マラータの英雄チャトラパティ・シヴァジの指揮により建設されたもの。
寺院はアラビア海岸の白浜に面しており、実に手付かずのコンカン沿岸の中では、最も美しい浜であるとされている。
神社のある周辺は深く濃い緑で覆われ、輝く青い海との対象が美しく、母なる自然に守られている。
交通――
空路:
最寄り空港はベルガウム空港、距離299km
鉄道:
コンカンレイルウェイ線
ボケ(Bhoke)駅から35km
ラトナギリ(Ratnagiri)駅から45km
道路:
ムンバイから375km
プネから331km
州内交通バス(State Transportation)がムンバイおよびラトナギリから運行
地域の詳細情報――
・位置:
ムンバイから南へ375km
・気候:
沿岸の気候は総じて蒸し暑いが、大気汚染はほとんどない。冬は快適。モンスーンは6月から10月まで。3月が気温のピーク。
・言語:
マラティ語が主、他にヒンディ語、英語。
・買い物:
コンカン沿岸らしく果樹園の豊富な地域で、エキゾチックでおいしいフルーツが手に入る。アムバポリ(Ambapoli)、ファナスポリ(Phanaspoli)というお菓子も名物。
・服装:
風通しのよいコットンが最適。マリンスポーツを楽しみたい人には水着も。
・食事:
巡礼地でもある性格上、ノンヴェジはやや手に入りにくい。モダク(Modak)というお菓子がおいしい。
・地元の祭り:
ゴーリ(Gauri)・ガナパティおよびマグ・チャトゥルティ(Magh Chaturthi)は、コンカン地域に共通する重要なお祭り。友好精神をもって熱狂的に祝われる。
近隣のスポット――
マルグンド:ガナパティプレからわずか1km、有名なマラティ詩人ケシャヴスートの生誕地
ジャイガード:伝説を残した砦が海を見渡す高い岩場の上に佇む。
ラトナギリ:コンカンは広く美しい沿岸として知られるが、ラトナギリはその中でもよく知られた沿岸地域
ヴェルネシュワル:ラトナギリから170km、マリンスポーツが盛ん
宿泊――
MTDC経営のリゾートが緑深い丘のふもとの海岸に建っている。
海を見渡せるコテージ、テント、コンカン風ハウスがある。
MTDCガナパティプレ
Dist. Ratnagiri, Konkani House,
電話:(02357)35348(変更になっている場合あり)
チェックアウト:9:00am
マリンスポーツ用品あり
マンドワ・キヒム・ビーチ(Mandwa Kihim Beach)
マンドワは原始的なありのままのビーチが特長、ムンバイからわずか120km。
マンドワ村の圧倒されるほどの澄み切った空気とエンドレスに続くココナツ林は、訪れた人の心を捉えるだろう。
マンドワのすぐ近くには、もう1つ取り残された手付かずのビーチがある、キヒムビーチである。
キヒムビーチは大自然の砦である深い林に守られている。
林には希少な数々の種の蝶が飛び、野生のあまり知られていない花々、多種の鳥たちが生息している。
有名な鳥類学者サリム・アリ博士の研究フィールドだったことでも知られている。
交通――
鉄道:
最寄り駅はパンヴェル駅、85km
道路:
キヒムはムンバイから120km
航路:
小型旅客サービスポートがムンバイからマンドワまで頻繁に運行されている
宿泊――
MTDC経営のテントがキヒムビーチにある。
ムンバイ登録事務所
Express Towers,
9th Floor, Nariman Point,
Mumbai ‐400021
電話:(022)2024482 / 4522 / 4584(予告なく変更あり)
近隣のスポット――
海岸近くにあるコラバ(Kolaba)砦と重要歴史旧跡のあるチャウル(Chaul)には、ポルトガルの廃墟、仏教石窟、教会、シナゴーグ(ユダヤ教会)、寺院などが立ち並び、まさに過去の栄光のアソート。
マーヴェ/マノリ/ゴライ(Marve−Manori−Gorai)
ムンバイの北に位置する3つの静かなビーチ。
大都会に住む人々が喧騒を後にし、ゆっくりとくつろぎの場を求めてやってくる。
最も都心から近いのはマーヴェビーチ、魅力に満ちた漁村である。
息を呑むように美しい日の出、日没を、低い丘の上から眺めることができるだろう。
また少し離れたところにあるビーチ、ゴライとマノリ。
ここは常にバカンスを楽しむ人々で溢れ、毎晩開かれるビーチパーティで有名である。
マーヴェまたはボリヴァリからフェリーで行くこともでき、15分ほどで到着する。
交通――
鉄道:
ウェスタンレイルウェイのムンバイ郊外鉄道マラド駅が最寄り。
道路:
マーヴェはムンバイからマラド経由でおよそ40km。
宿泊――
MTDCホリディリゾート
登録オフィス:
Express towers,
9th floor,Narimal point,
Mumbai - 400021.
電話:(022) 2024482 / 4522 / 4584(予告なく変更あり)
ムルド・ジャンジラ(Murud Janjira)
堂々たる要塞(ジャンジラ砦)は、マハーラシュトラの代表的なアトラクション。
難攻不落だった砦の建物群は、3世紀に渡ってこの地区を見守る。
海岸に浮く島に建つため、ボートでしか辿り着けない。
ムルドはこの砦だけでなく、横たわるビーチと無垢のココナッツ、パーム林でも名高い。
3つの頭を持ち、ブラフマ・ヴィシュヌ・シヴァの3神一体となった神ダッタトラヤを奉る神社がある。
少し離れたところには、ナンドガオン、カシドビーチがあり、きらきら光る海面が人々を誘う。
ガナパティ寺院もあり、恒例の祭りが毎年2月に行われる。
交通――
鉄道:
ウェスタンレイルウェイ線バセインロード駅が最寄り
道路:
ムンバイからムンバイ−アーメダバードハイウェイ経由で77kmでバセインに到着
宿泊――
MTDCホリディリゾートがある。
登録オフィス
Express towers,
9th floor,Narimal point, Mumbai - 400021.
電話:(022) 2024482 / 4522 / 4584.
主要観光地――
史跡ジャンジラ砦(Janjira Fort)
ムルドから4km南の町、ラジプリの外れにあるこの砦は、1571年にスィッディ・ブランカーンによって建てられた。
22の稜ほを持ち、深さ55フィートの淡水湖に浮かぶインドで最も強固な海岸砦として名を馳せた。
大砲は大洋をじっと見つめる。
この砦にはボートでしか訪れるしか方法がない。
シリワダャン・ハリハレシュワル(Shriwardhan Harihareshwar)
燦燦と太陽が照らす美しいビーチと、無限に広がる海で、シリワダャン湾岸はとても有名な場所である。
小さなボートを借りて北へ向かう冒険をすれば、マラータ宰相ペシュワ族の起源とされる地へ辿り着くことができる。
この「ペシュワ・スマラク(Peshwa Smarak)」は、多くのツーリストで賑わう。
ハリハレシュワルは美しいビーチとハリハレシュワル寺院で有名。
交通――
空路:
パナジ空港(ゴア)が最寄り、50km
鉄道:
ローハ(Roha)が最寄り駅
ローハからサワントワディ(Sawantwadi)経由テレコル(Terekhol)まで45km
道路:
ムンバイからムンバイ−ゴアハイウェイで南に向かって230km
宿泊――
プライベートホテルまたはロッジあり
スヴルナドゥルガ(Suvrnadurga)――
海岸砦
歴史:
ビジャプール藩王国時代アディルシャー王が16世紀に砦を建てた。
1660年;
マラータの英雄シヴァージが侵攻し、皇帝時代の要塞とし、マラータ海軍の要となった。
1802年;
バジラオ2世が自邸として使用し、家族と共に生活をしていた。
1812年;
悲しいことにイギリス軍に占拠され、外国の手に委ねられることになってしまった。
1855年;
この砦はペシュワとイギリスの共有財産とされた。
砦について:
たくさんの塔、稜ほによって構成される、堅牢な砦である。
砦への入口となるメイン扉が2つある。
城壁の一部には、ハヌマーン神のイメージが描かれている。
砦には、井戸などを始め充分な貯水設備が備わっている。
地下室が2つ、部屋がいくつかあり、「ワダ」と呼ばれる伝統的な中庭もある。
交通――
ダポリ(Dapoli)から5kmのところにあるハルネ(Harne)という町から砦へのツアーが出ている。
空路:
最寄りの空港はムンバイ、262km
鉄道:
最寄り駅はケド(Khed)、28km
道路:
プネ、ムンバイからダポリ行き定期バスが運行している。
プネからダポリまで170km
宿泊――
ダポリにはホテルやロッジが豊富。
ビーチやハルネもいくつか貸し別荘がある。
政府経営のレストハウスも予約できる。
統括予約局
C.D.O. Hutment, Opp. L I C Building,
Madame Cama Road,
Mumbai - 400020
電話:(022) 2026713 / 7762 / 7784(予告なく変更あり)
その他の観光地――
・マルード(Marud)には、美しい海岸線を臨むドゥルガデヴィ寺院がある。
・ダポリとウンハヴェール(Unhaver)には温泉がある。
・近隣にはバンコト砦、パンハレ石窟がある。
季節――
10月から4月が最適
カーンデーリ砦とウンデーリ砦(Khaanderi and Underi Forts)――
ライガード
カーンデーリ砦の歴史:
マラータの英雄シヴァージの命によって、カーンデーリの島に建てられた。
ムンバイに基地を置いていたイギリス軍が、たびたびこの砦を制覇しようと試みたが、その度にマラータ軍の激しい抵抗に遭い、達成されなかった。
しかしイギリス軍は執拗な攻撃を止めなかったとされている。
1814年、この砦はバジラオ2世の手に落ち、1818年、ついにイギリスが占拠することに成功した。
ウンデーリ砦の歴史:
おそらくこの地区の宰相がその力の誇示のために、ウンデーリ島にこの砦を築いたとされる。
1681年に砦は完成した。
ウンデーリ砦はカーンデーリ砦から1kmに満たない地点に建っている。
後年ペシュワ族が、この砦を奪い、砦の名前はウンデーリからジャイドゥルグに変更された。
1840年ごろ、イギリス軍によって占拠された。
交通――
空路:
最寄り空港はムンバイ
鉄道:
道路:
近隣のアリバグ(Alibag)とタール(Thal)はバスの便がよい。
タールは小さな漁村で、カーンデーリ砦、ウンデーリ砦どちらへもフェリーでアクセスできる。
カーンデーリ砦への訪問は、書類による許可証が必要。
許可証の発行は、ムンバイの下記事務所で行われている。
Deputy Conservator, Bombay Port Trust,
Head Office Building, Shurji Vallabhdas Marg,
Mumbai - 400 038
宿泊――
アリバグには多くの宿泊施設が、予算に応じて用意されている。
タールにもいくつかのロッジがある。
観光時期――
10月から4月が最適シーズン
ヴェルネシュワル(Velneshwar)
ヴェルネシュワル村はシャストリ河北側に位置し、輝くビーチ、さわさわと風にそよぐココナツ・パーム林を持つ。
ビーチでは泳ぐこともできるし、ただ散策するのもよい。
この村には古代シヴァ寺院もある。
シヴァ神を奉るマハ・シヴラトリ祭(3月)には、多くの巡礼者が訪れ、活気が溢れる。
交通――
鉄道:
チプルン(Chiplun)駅が最寄り
道路:
チプルンおよびグハガール経由で、ムンバイから370km
宿泊――
プライベートホテルまたはロッジあり
ヴェングーラ・マルヴァン(Vengurla Malvan)
ヴェングーラは白砂輝くマハーラシュトラ沿岸南部にある。
カシューナッツ、ココナツ、ジャックフルーツ、そしてマンゴーの木々が居並ぶ。
有名なシュリー・デヴィ寺院とラメシュワル寺院も有する。
マルヴァンには2つの砦、シンドゥルグとパダムガードがあり、地下通路によって両砦は結ばれている、と信じられている。
マルヴァンは昔貿易地で、1664−1812年にかけて、しばしば攻撃にあい破壊された。
マルヴァン料理はシーフードが豊富なコンカンの影響を受け、美味である。
交通――
鉄道:
クダ駅はマルヴァンへ、サワントワディ駅はヴェングルラへの最寄り駅
道路:
ムンバイ−マルヴァン間514km
ラトナギリ−マルヴァン間200km
ムンバイ−ヴェングルラ間522km
宿泊――
予約:
MTDCオフィスおよびインフォメーションセンター
MTDC Office and Information Centre
Express Towers, 9th Floor,
Nariman Point, Mumbai -400 021
電話:(ムンバイ)2024482, 2024522, 2024584(予告なく変更あり)
または、
Deputy Conservator of Forests
Sawantwadi Forest Division,
Sawantwadi Maharshtra Ind
*ひとつずつ順次追加掲載予定です、乞うご期待。
*実用的、というよりも、こういう場所もあるよ、という紹介みたいな感じです。
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