ビマシャンカル高原 − Bhimashankar
ビマシャンカル高原では、辺り一体を覆う深い森に迎えられるだろう。
ビマ(Bhima)川の源泉である。
源泉の近くには古代の寺院があり、マハシヴラトリ(Mahashivratri)、トリプリ(Tripuri)、ポールニマ(Purnima)各祭りには、多くの信者たちで賑わう。
宗教的に重要視されているだけでなく、観光地としても発達している。
3200フィート(約975メートル)の高地にあるビマシャンカルに広がる深緑の森は、その涼しい気候とすばらしい眺めが大きな魅力となって観光客を誘惑する。
冒頭に記した寺院は、ペシュワ時代に建立されたものと信じられている。
寺院外部にある2本の柱の間には、大きな鐘が吊るされていて、これはポルトガル統治時代のものとされている。
寺院から少し歩くと川のほとりに着く。
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水量が少ない時は、川底に自然に形成されたシヴリング(シヴァ神の象徴)を見ることができ、側にはナンディ・ブル(聖なる雄牛)の像が安置されてる。
森にはジャムーン(Jamoon)、Hirda(ヒルダ)、マンゴーの木、ベイリーフの木など種類も豊富な木々が観察できる。
また動物たちはレオパード、鹿、イノシシ、キツネ、マングース、またマハーラシュトラで滅多に見られない巨大リスも生息している。
さらに、夜になるとぼうっと光っている木がある。
寄生する特定の発光性カビ菌類が幻想的な光を放っているのだ。
寺院から西へほんのしばらく歩くと、ビマシャンカル丘陵の最も標高の高い地点に到着する。
2500フィート(約760メートル)から2750フィート(835メートル)ほどの下がった地点にコンカン地域を眺めることができる。
パダル(Padar)砦やペス(Peth)砦など、いくつかの砦が点在している。
ビマシャンカル村からの渓谷の眺めも一望に値する。
丘の頂上に2つの小さな湖、ハヌマン湖とデヴィ湖がある。
MTDCコテージがあり、ムンバイから予約できる。
また寺院のすぐそばに簡易宿泊所(ダラムシャラ)もあり、一夜を明かすこともできる。
ただしここでの食事は厳格なベジタリアンとなる。
ムンバイからビマシャンカルへ至る直通道路が2つある。
1つはムンバイ・プネハイウェイを経由する道で、プネから35kmの地点タレガオン(Talegaon)でRajgurunagar、Manchar方面に曲がり、ビマシャンカルへ到着する方法。
もう1つは景色のよい道のりで、ムンバイからカルヤン(Kalyan)、Murbad、Junnar、Malshejガートを経てビマシャンカルへ到着する方法。
どちらのルートを通っても、ムンバイからおよそ265kmの距離である。
ビマシャンカルのデータ
観光時期 − 6月から3月
位置 − ムンバイ・プネハイウェイ経由、タレガオンからジュンナール(Junnar)を経て到着
(標高約1000m)
交通 − 車、または州内交通バス(State Transportation Buses)
宿泊 − MTDCコテージ、または寺院宿坊
食事 − 上記に同じ
関連リンク
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ビマシャンカルのトレッキング写真集
ビマシャンカル詳細情報
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