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スィンハーガド砦 − Sinhgad
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スィンハーガド砦といえば、マハーラシュトラの子供なら誰でも、時の将軍タナジ・マルサレ(Tanaji Malusare)の勇敢な行軍について学校で習うのでよく知っている。
この戦いの様子は、マラータ史上もっともヒロイックなストーリーとして何度も何度も語られる。
砦を制覇したタナジだが、その争いの最中に命を落とし、マラータの英雄シヴァージが「砦には勝ったが、ライオンに負けた。」と評したことから、コンダナ(Kondana)と呼ばれていたこの砦は「ライオンの砦」という意味のスィンハーガドと名前を変えた。

スィンハーガドは、カルヤン・ダルワジャ(「Kalyan Darwaja」、Darwajaとは門の意)、タナジ・カダ(「Tanaji Kada」、タナジがイグアナを使って砦まで到達した道程)、ズンジャール拠点、カラヴァンティ拠点など、タナジ軍の記憶を呼び起こさせる興味深い史跡に尽きない。
東方には、別の歴史上の英雄ラジャラム・マハラジ(Rajaram Maharaj)にまつわるガネーシ戦車、寺院、宮殿の跡などが残っている。

プネを取り巻く丘陵のうち、スィンハーガド砦のある丘は、テレビ塔が建っていることからすぐに判別できる。
プネ市街から約26km、そこへ至るための道路もよく整備されている。

プネからスィンハーガド砦へ車で向かう際は、カダクヴァスラ(Khadakvasla)ダムをちょっと過ぎたあたりで、分岐点パンシェット(Panshet)・ジャンクションに来る。
そこからドンジェ(Donje)村方面へ向かえば、まっすぐスィンハーガド砦ドナジェ門(Donaje Darwaja)へ到着する。

また、プネからPMT(Pune Municipal Transportaion...市バス)で向かう場合、コンダンプール(Kondhanpur)で降り、そこからカルヤン村へ歩きつつ砦へ登ることができ、その場合カルヤン門から砦入りできる。

スィンハーガドはプネから気軽に日帰りできる距離にあることから、プネ市民の休日ハイキングスポットにもなっている。

砦内には、近隣の村民たちが経営するいくつかの食堂もあり、マハーラシュトラ州の典型的な田舎料理を食べることができる。
食事を待つ間、働いている両親のもとへ学校が終わってお手伝いにやってくる、お茶目なぼうやに流暢な英語で話しかけられたり。
食堂は木々に囲まれ、もっぱら簡素な屋根のみのオープンエア。
通り過ぎるそよ風に当たりながら、かのマラータ武勇たちが食べていたものと同じものと言われている食事を楽しみ、当時に思いを馳せよう。

ちなみにトイレがないので、草むらでどうぞ。

スィンハーガド情報

ベストシーズン −
6月から3月
場所 −
プネ市郊外
交通 −
PMTバスでコンダンプールまで、もしくはアートカルワディ(Aatkarwadi)まで、そこから徒歩。
もしくは車、バイク等
宿泊 −
プネにて
食事 −
砦内にレストランあり。

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