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イラニー・カフェ(Irani Cafe)

イラニーレストランは、ムンバイ市内そこかしこにあることから住民にとって親しみ深いものとなっているが、プネもその例外ではない。
かつてプネのイラニーレストランの多くは、いわゆるコスモポリタンな地域とされるキャンプ(Camp)に集中していたが、現在では広く分布する。

「イラニー」とは、経営者がゾロアスター教徒かイスラム教徒であるという事実に関わりなく、その種のレストランの総称とされた。
プネでは他に見られなかった、ケーキやカリ(Khari)・ビスケット(さくさくした小さな塩味のパイ)、卵を使った軽食、トーストなどを、初めて紹介したことから注目の的となった。

内装は独特なスタイルと雰囲気で、これがトレードマークと言ってもよいだろう。
鏡ばりの壁面、大理石の天板がついたテーブル、居心地よく座っているのには少し難しい、木を丸く曲げた背もたれのついた小さな丸椅子・・・

さて、いまや数多くあるイラニーカフェの中でも、最も老舗といわれているのは、デッカン・ジムカーナ(Deccan Gymkhana)にあるラッキー・レストラン(Lucky Restaurant)。
創業1930年代とされ、開店当時、市内の若者たちはケーキやカリに虜になり、また未知の味「オムレツ」を勇気を出してオーダーしたり!
ラッキー・レストランは、しっかりと支持され続け、当時の若者たちのノスタルジアとなるばかりか、お腹を空かせた今日の若者たちで盛況している。

現在、イラニーレストランはしのぎを削る競争の時代に突入し、南インド料理等各種バラエティーに富んだメニューを出すようになった。
願わくば、「イラニーレストラン気質」を大切にし続けてもらいたい。

メニューなど、より具体的な雰囲気は、こちらもご参照ください。
イラニー・カフェ特集


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