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インドをもっと知ろう!

シェークスピアにインド色
2006.3.31(金) Indo-Asian News Service

16世紀の大作家、ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare)の有名な戯曲、「夏の夜の夢(A Midsummer Night's Dream)」が、インドテイストに味付けされ生まれ変わり、インド、スリランカ、イギリスの3カ国をツアー上演する。

ツアーを率いるのはこれまで数々の舞台、オペラ、映画を世界各国で手掛けてきた、イギリスのティム・サップル(Tim Supple)監督で、インドとスリランカからオーディションで選抜した22名の役者を起用した。

100名以上の応募者の中から厳選された役者たちの出身背景も多岐に渡り、米国やフランスなどで本格的な演劇の修行を積んだ人もいれば、アクロバットパフォーマンスを伝統的な生業とする、デリーのKathputliというコミュニティ出身者なども含まれている。

劇中にはインドを代表する古典舞踊の一つであるバーラトナティャム(Bharatnatyam)や南インドの格闘技カラリパヤットゥ(Kalaripayattu)などが採り入れられ、脚本中では英語、ヒンディ語、タミル語、ベンガリ語、マラティ語、マラヤラム語、シンハラ語の7言語が散りばめられる。

「イギリスにおけるシェークスピアは、その様々な文化的要素の集約として位置づけられているが、その多様性をさらに強調した舞台演劇を考えた時、シェークスピアの多様性が体現されているかのようなインドという環境に勝るアプローチはなかった。」サップル監督は説明する。

舞台は4月1日にデリーでのこけら落としののち、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、そして国境を越えてイギリスのストラフォードを3ヶ月でツアー巡行する。
加えてスリランカ公演も予定されている。

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めくるめく怪しいインドの世界が繰り広げられるそうです。

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