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インド人技術者、より安全な着陸を保証する機器を発明
2006年11月30日(木)
Sagar Kulkarni in New Delhi
New Delhi:
インド人の航空工学技術者が、悪条件時に機体から滑走路までの距離を測定し、パイロットが安全な着陸を行う支援をする機器を発明した。
発明したのは、以前は国立航空宇宙研究所(National Aerospace Laboratories)に勤務しており、現在はバンガロールの科学技術大学(Sir M Visvesvaraya Institute of Technology)で教授を務めるジョセフ・ピチャムトゥ(Joseph Pichamuthu)氏。
「特に、正面から直接日差しがパイロットの顔に当たる際の着地は、しばしば危険である」ピチャムトゥ氏。
既存の機器は、機体から滑走路までの距離をマニュアルで推定するMOR(Meteorological Optical Range)を使用している。
ピチャムトゥ氏の機器は、様々な方角における大気照度の作用を読み取り、強い日差しにより見えにくくなった建物や障害物などの存在を分かり易くする。
そこで、「既存のMORにいくらかの修正を施した」と、ニューデリーのPTI通信に解説した。
現行では、方向性によって変わる効果を無視し、MORと滑走路における視野に大きく頼っていることが報告されているため、着陸時のパイロットにとってはリスクが大きい、とピチャムトゥ氏。
この機器は特に、航路を修正する時間がない緊急時にパイロットの操縦を支援する。
調査の際ピチャムトゥ氏は、霧や強い日差しに見舞われやすいデリーのインディラ・ガンディ国際空港でテストを行った。
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悪条件から学ぶことは多いのだと思います。
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