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ビッグバードの機内設計をしているのは?
2005.8.28(日)PUNE Newsline
プネのソフトウェア会社スートラシステムズ(Sutra Systems)が、世界最大の旅客機であるA380機内の厨房やビデオコンソールなどを設計している。
Pune:
日本及びヨーロッパの機内インテグレーター企業を介し、プネのソフトウェア開発会社スートラ・システムズ(Sutra Systems)は、シンガポール航空、カンタス航空、エール・フランス及びマレーシア航空の、「ビッグバード」という愛称で呼ばれる二階建スーパージャンボ機、A380機内をコンピュータ上で設計するプロジェクトを遂行している。
スートラは現在、9ヶ月の契約でシンガポール航空の機内設計プロジェクトを手掛けている。
航空会社により要求は異なり、バーやビデオゲームの楽しめる空間の設計などの斬新な要望もある。
スートラ社のエンジニア社員150名のうち、30名は各航空会社の仕様に基づく航空機内設計プロジェクトに従事している。
「クライアントであるインテグレーター企業が当社に素描を送り、負荷率、サイズなどのような様々な要素を分析するモデルを作り、送り返します。航空当局からの承認が得られた時点、設計は決定します。」
スートラシステムズCOOのアトゥル・ナグラス(Atul Nagras)氏は説明する。
「長いプロセスを必要とするプロジェクトですが、当社ではこれまで過去7年間で、A330やA340のようなエアバスモデルや、ボーイング737、747、777などを手掛けてきました。この領域には十分な経験があります。」
ではなぜ、スートラ社は航空機内設計プロジェクトに携わることになったのだろうか。
話は日本へと移る。
「1995年会社設立当初は、コンピュータ支援エンジニアリング設計を行うため、当社は日本への強いフォーカスを持っていました。その頃は、分析業務も同時に行っていました。」
過去十年あまりで、スートラ社はホンダの(F1レーシングカーシミュレーションなどの)研究開発、三菱重工業、トヨタ自動車、東芝、日立などからプロジェクトを受注してきた。
日本向けビジネスで培った経験は、同社取締役のラジブ・ナグラス(Rajiv Nagras)氏の日本駐在、同社プネオフィスでは日本語を話せるエンジニアが30パーセントを占めるなど、驚くべき成長効果を生じた。
A380プロジェクト契約が金額的にどれくらいの価値があるかは、同社は明らかにしないが、
「800名収容可能なテクノロジー・センター建設に自社利益から200万ドルを投資する予定です。」
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成功の種は、どこに転がっているか分かりません。
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