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ムンバイのフラミンゴを救え
2006.5.28(日)
OhmyNews International
ムンバイ郊外、近隣に製油所や船舶港、さらに筍のごとく増大し続けるスラムで汚染された港湾近くにある、セウリ(Sewri)干潟。
この広大なマングローブの湿地帯は、アラビア海の高波を止める防波堤として機能するのみならず、毎年およそ150種、5万羽以上におよぶ渡り鳥、特に大小フラミンゴが多数飛来することでも有名だ。
冬の訪れは、フラミンゴの到来で幕を開ける。
沈みゆく赤い夕陽を背景に、薄いピンクの両羽を広げるそのあでやかな姿は、あっと息を飲む景観を、訪れる愛鳥家たちに提供する。
ところがこの素晴しいフラミンゴ観察スポットが、危機に瀕している。
マハーラシュトラ州政府が、セウリ干潟周辺を貫く全長22キロの湾岸ブリッジプロジェクト「Nhava Sheva Trans-Harbor Sea Link Project」を推進しているのだ。
そこで、ボンベイ自然史協会「Bombay Natural History Society:BNHS」と、英に拠点を置く野鳥協会「Birdlife International」が、世界的にも稀な良質の湿地をキープするセウリ干潟の重要性を主張して、工事の自粛を要請している。
驚いたことに、南アジアに生息するフラミンゴのうち実に15〜20パーセントが、過密する大都市ムンバイすぐそばの湿地に生息し、繁殖活動を行っている。
プロジェクトが実際に動き出してしまうと、この貴重な自然の宝庫が台無しになってしまう恐れがあると、同市の野鳥愛好家も政府に陳情している。
BNHSは、かけがえのない自然遺産である湿地を危機から救おうと、プロジェクトの見直しを求めるキャンペーンを行っている。
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ムンバイ近郊にこんなところがあったなんて!
参考リンク −
Bombay Natural History Society
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