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ミッタル、ついにアルセロールを買収
2006.6.26(月) Agencies
Luxembourg/New Delhi:
世界第一位の鉄鋼メーカー、ミッタル製鉄(Mittal Steel、本社オランダ)は25日、世界第二のアルセロール(Arcelor、本社ルクセンブルグ)を、申し出から5ヶ月間に渡る協議の末、ようやく買収した。
情報筋によると今月始め、アルセロール側はミッタルからの258億ユーロの提案を正式に拒否していたが、ミッタルがアルセロール株を当初の単価37.74ユーロから40.37ユーロに引き上げた買収を提案し、結果としてはこれを受け入れる形となった。
同社株は21日の終値35.02ユーロ以来、取引が中断されている。。
新しく誕生する「アルセロール・ミッタル」の年間粗鋼生産量は約1億1000万トンと見積もられ、直近のライバルで世界第三位、年間生産量3240万トンの新日本製鉄の3倍を超える巨大企業となる。
アルセロールは5月、ミッタルからのTOB(株式公開買い付け)に対抗して、ロシアのセベルスターリ(Severstal)との合併に合意していたが、株主の反対に遭いこれを見直す方向となっている。
インドの報道各社は、取締役会が終わらないうちから、「アルセロール・ミッタル」の誕生を「原則」事実として報道していた。
新会社ではアルセロールのジョセフ・キンシュ(Joseph Kinsch)会長と、同社株の45パーセントを保有するミッタル製鉄のラクシュミー・ミッタル(Laxmi Mittal)会長が共同経営者となる見込み。
日本経済新聞社の報道によると、新会社は粗鋼生産量で世界のシェアの約1割、日本の年間生産量を上回る規模となり、売上高は約719億ドル(約8兆3000億円)と見積もられ、セベルスターリの対抗策が今後の焦点となる。
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