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ISROは打上げテクノロジーを本格商用化
2006.1.18(水) The Economic Times
MUMBAI:
これまで各方面で高く立証済みの打上げ技術とその費用効率の良さに賭け、インド宇宙研究開発機構(Indian Space Research Organisation:ISRO、本部カルナータカ州バンガロール)は打上げビジネスへの本格参入を計画、次の5年間で10パーセントのグローバル市場シェアを目指している。
「極軌道衛星打上げロケット(以下PSLV)でイタリアの衛星の打上げを今年予定しており、その取引額は1千万ドル(およそ10億円)となるだろう。」ISRO会長のマダーヴァン・ナイール(G Madhavan Nair)氏は公表した。
ISROは最近になって、PSLV C-3にてイタリアの衛星Agileを打ち上げを、今年の4月か5月に行うことを発表した。
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PSLV C-3はインドの技術試験衛星TES、ベルギー衛星PROBA、ドイツ衛星BIRDの3基の衛生を搭載するPSLVで、これが成功すれば同国初の完全商用衛星の打上げに実績を残すこととなる。
同産業見積りによると、打上げ機テクノロジーのグローバル市場規模は、およそ20億ドルと評価されている。
「ISROは、好調な市場参入として、年間1基か2基の打上げ受注を期待している。」同会長は語っている。
ISROとしては、2008年に予定している静止衛星打上げロケットGSLV Mk III(PSLVのおよそ2倍、4トンまでのペイロードを搭載可能な衛星)の打上げ成功を見て、同セクターにおけるインドの自立を計画している。
ISROは昨年12月に、ロシア宇宙機関との間で、グローバルナビゲーションシステムGlonas用衛星2基の合同打上げに関する合意書に調印した。
ISROはこの10年間で、8基のPSLVと3基のGSLV打上げに成功した。
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商用衛星の本格化に成功すれば、インドとしてはその他発展途上国への衛星テクノロジーの支援に役立てたい狙いで、また一歩、大きな前進となります。
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