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インドをもっと知ろう!

ブッシュ大統領の熱いコールは変わらず
2006.10.17(火) Nilova Roy Chaudhury

New Delhi:
ブッシュ米大統領は16日、スィン首相との電話会談を行い、インド・米国間の核協定の上院通過を確実のものとするため、これまで通りの努力を行っていく旨を再確認した。

その際、北朝鮮が行った核実験について言及し、二国間の民間核協力協定になんら影響を与えるものではないとし、国連安全保障委員会より北朝鮮へ加えられる制裁措置をインドも支持するよう求めた。

上院選挙前の9月後半より現在まで、事実上休止期間となっている二国間民間核開発協力に関する協議については、さまざまな「形式だけのプロセス」を経ても、草稿がまとまるまでは時間の問題となっている。

ブッシュ大統領から首相が電話を受けた旨は、外務省からのプレスリリースで明らかにされた。
会話は10分程度で、両首脳は今回(北朝鮮の核実験)の件について互いの展望を、パキスタンやアフガニスタン関連の問題も含めて話し合い、さらに貿易交渉「ドーハ・ラウンド」などにも話が及んでいたという。

インドはこれまで、近隣国で秘密裏に行われている核開発の実情について、国際社会に注意を喚起してきた。
9日北朝鮮が行った核実験については、首相は遺憾の意を表している。

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ところで、北朝鮮の核実験について、国内の意見はまっぷたつに分かれるところです。
もちろん今回の状況における核実験そのものは支持しないという同じ方向ではあるのですが、すなわち「北朝鮮はパキスタンと同志であり、悪だ!」という米国支持派、「北朝鮮が核実験をするに至った経緯を特定すべきだ」という米国非難派です。


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