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インドをもっと知ろう!

HCLと政府が協力して言語テクノロジーミッションを始動
2006.1.14(土) Techtree.com India

インド情報技術省(DIT)の傘下機関で、スーパーコンピュータを始め先端コンピュータ開発やIT教育を行うC-DAC(先端コンピュータ開発センター:Center for Developing Advanced Computing、本部マハーラシュトラ州プネ)が開発した、無料のインド現地語ソフトウェア及びツール、フォントが発表された。

それに伴い、PCメーカーのHCL Infosystems(本社UP州Noida、以下HCL)は、同社全PCブランド、すなわちHCL Beanstalk、HCL Ezeebee、HCL Busybeeに、これらを試験搭載することを決めた。
HCL社のPCは、史上かつてない価格破壊ブランドとして知られ、1万ルピー(およそ2万5千円)台で販売されている。

人口の66パーセント(およそ6億6千万人)がヒンディー語を話し、95パーセント(9億5千万人)が英語を理解しないという国内の事情を考慮し、インドの各言語で利用可能なソフトウェアを開発することは、国内のPC利用の浸透を促すためには必須課題となっている。

そういった言語障壁の克服と、一般大衆へのITサービス提供拡大によるIT格差の撤廃を急務としているインド政府は、DITによる全力のイニシアチブに沿った言語テクノロジーミッションを開始、ソフトウェア、ツール、フォント等を国内多言語で利用可能にしていく方針だ。

そしてHCLはその政府のビジョンに同意、PCの利用を社会の様々な分野へ浸透させるためのリーダーシップイニシアチブを取り、同社全廉価PCブランドに、多言語ソフトウェア等を試験搭載して販売することを決定した。

C-DACによって今回開発されたのは、タミル語、ヒンディ語、及びテルグ語バージョン。
その他のインド言語についても、同様の努力が投入されていき、HCLは完成に応じて、新しい言語バージョンを搭載した製品を発表していく。

HCLマーケティング部門、ジョージ・ポール(George Paul)副部長は、
「当社がこういったイニシアチブを取る機会に恵まれたことは、非常に光栄なことである。なぜなら、(国としての課題であるIT格差を埋めるために)ITの到達範囲を、まだ多く潜在能力が眠る全く新しいセグメントへと広げ、インドの国際競争力をさらに強化するすることに、企業として貢献するさきがけとなることができるからだ。インドの多言語インタフェースは、インド国内のPC浸透を次のレベルへと押し上げるための長期的な尽力となり、さらに国内への(技術)還元への大きなサポートとなることを期待している」
との所見を述べている。 

HCLは同社が販売する家庭用廉価PCにこれらのローカル言語ソフトと共に、同社が独自開発のゲーム、レシピ、旅行ガイドなどのソフトを搭載、各種情報やエンターテインメント、レジャー情報の収集のための完全なユーティリティツールとして、各家庭でのPCの利用を奨励していく狙い。

HCLは前述の1万ルピーPCのほか、1台で4人のユーザーまでが利用可能な4Terminal PCといった技術革新等、国内のPC利用の浸透を促進している先駆者である。

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クイックマネーとなる外国ばかりを見ているその他企業とは別に、莫大な国内市場開拓のために地道な努力を継続しているHCLです。

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