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カブールっ子の理想の嫁
2006.5.13(土) Hindustan Times、Shreevatsa Nevatia
アフガニスタンの首都、カブール。
毎晩8時半になると、街には誰一人いなくなり、水を打ったような静けさとなる。
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理想の嫁トゥルシー(Tulsi Mihir Virani)の試練と苦難を、子供も大人も誰もがテレビの前で固唾を飲んで見守っているのだ。
アフガニスタンのテレビ局「Tolo TV」が、同ドラマの製作者エクタ・カプール(Ekta Kapoor)から放映権を取得、吹き替えて放送している、毎夜連続の空前大ヒットホームドラマ、「Kyonki Saas Bhi Kabhi Bahu Thi」が、アフガニスタン中を熱狂の渦に巻き込んでいる。
フィーバーぶりは、「結婚式の最中に午後8時半になり、宴の楽団もごちそうの振る舞いも中断して、会場にいた人々がそれぞれ最寄のテレビの前に駆け寄った」ほど。
インドで放映開始されて5年以上になるこの長寿ドラマが、アフガニスタンでもこれほどのヒットを飛ばす理由は、「嫁と姑との確執を始め、どの家庭でも普通に展開されている家族の日常を描いているからである」(Tolo TV関係者)
「Kyunki〜」以外にも、近年ケーブルテレビの普及により、インドを代表するZee TVやStar Plusといったチャンネルの多くが視聴可能となった。
さらにカブールっ子たちの携帯電話の着メロ、ラジオのホットナンバーの多くはボリウッド・ヒットソングであるという事実も、インドとアフガニスタンの距離的、文化的近さを物語っている。
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わが姑も例にもれず、毎晩かじりついて観ております。すなわちドラマの放送時間内には、各家庭内の平安が約束されるわけです。
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