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NASAとISROが共同月ミッション協定に調印
2006.5.11(木) Indo-Asian News Service

NASA(米航空宇宙局)は9日、ISRO(Indian Space Research Organisation:インド宇宙研究開発機構)が2007〜2008年に予定している無人月探査ミッションで打ち上げる「Chandrayaan-I」(チャンドラヤーン、Chandraは月の意)に、2台の科学機器を搭載するための協定を結んだ。

NASAの管理官マイケル・グリフィン(Michael Griffin)氏と、マダーヴァーン・ネーア(G Madhavan Nair)ISRO会長との間で調印された覚書には、NASAが開発した小型合成開口レーダー(mini synthetic aperture radar:miniSAR)と、月鉱物マッパー(moon mineralogy mapper)を、月の軌道を周回するChandrayaan-Iへ搭載する旨が記載された。
合成開口レーダーは宇宙から月の表面を調査し、月鉱物マッパーで月面全球の様子を詳細に測定する。

Chandrayaanが搭載する機器15〜20台のうち、11台がISRO、3台が欧州宇宙機関(European Space Agency)から提供されることとなっている。

グリフィン氏率いる5名のNASA職員は、3月のブッシュ大統領訪問時に合意されたインドと米国間の民間宇宙開発協力の内容に基づき、今回の月ミッションでのNASA機器の担う調査内容などを中心に、ISRO職員と話し合った。

Chandrayaan-Iは、アーンドラ・プラデーシュ州シュリハリコタ(Sriharikota)のサティシュ・ダーワン宇宙センター(Satish Dhawan Space Centre)より、新しく開発された極軌道衛星打ち上げ用ロケット(PSLV)を使用して打ち上げられる。

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今回のNASA訪問時、米国が以前、インドに対して行っていた宇宙開発への制裁に対し、謝罪の言葉も表明されたということです。

参考ウェブサイト−
チャンドラヤーン1 トピックス - インドの月探査 - 世界の月探査 - 月探査情報ステーション

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