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受験シーズン、記憶力強化製品の売上絶好調!
2007年3月9日(金) Hindustan Times

New Delhi:
3月の始めからこちらは、将来を左右する共通試験シーズンだ。
新しい単語や数式がなかなか覚えられない、そんなことに悩む姿は日本の受験生と変わらない。

そこで、少しでもライバルと差を付けようと、「頭脳トニック」や錠剤、シャーベットなど、「メモリ・ブースター」と呼ばれる記憶力向上サプリメントが、学生やその両親らに大変良く売れているという。
これさえあれば、最後の駆け込み勉強が大いに効を奏し、信じられないぐらいの高得点も夢ではない!?

メモリ・ブースターの年間売上は、国内だけでも実に6億ルピーにのぼると言われている。
「特に今年は40パーセントの売上増を記録しました」
ヒット製品の頭脳トニック「シャンカープシュピ(Shankhapushpi)」を販売するダブール(Dabur)営業本部長ブーンジバル氏。
同社はこの製品だけで3000万ルピーの売上を達成した。

アーユルベーダ製薬大手バイデャナート(Baidyanath)は、頭脳タブレットやシロップを販売している。
「即効性がないため、長期的な服用を行う必要がある」ため、受験シーズンをかなりさかのぼった時期から販売しているが、伝統医学という安心感も手伝い「売上は毎年順調に伸びている」と広報部門ヘッドのガウール氏。

先述のディリップ氏によれば、メモリ・ブースターの売れ行きが好調なおかげで、「第1四半期時点で年間売上分の50パーセントを達成している」という。
薬局での購入時も、処方箋は必要ない。
デリー市内コンノート・プレイスで薬局を経営するモハン氏は、
「学生のほか、組織における幹部クラスなどの意思決定者などが購入していくことも多い」
と述べる。

大手製薬会社のほか、独自のブランドを持つマーケットも存在する。
例えば、「Swami Ram Dev’s Divya Pharmacy」が発売するアーモンドやハーブなどを配合したアーユルベーダ食品「ブレイン・シャーベット」も大ヒット、これを販売していた薬局のひとつは137軒ものチェーン店舗を全国展開するほど儲かっているらしい。

全てのメモリ・ブースターに共通する効能は、「45日以内に集中力を強化する」ことを約束している点だ。

いっぽう医師や薬剤師などの専門家は懐疑的だ。
「きちんとしたテストなどの実証に基づいていないこともほとんどだ。それに処方箋なしで買えるから、誤用も多く報告されている」
マックス・ヘルスケア(Max Health Care)内服薬部門長を務めるブディーラージャ医師は話す。
さらにアーユルベーダ薬の中には、肝臓や腎臓に弊害をもたらす重金属物質が含まれている可能性もあると警告している。

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効果のほどを身体を張って実験してみたいような。。。


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