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学生が安価な義肢を設計
2004.3.9(水) The Times of India

プネの技術学校3回生のミヒール・ジョグレカールさんは、負傷兵や半身麻痺の人々のためにロボット利用の軽量義肢を発明した。
材料費はわずか2000ルピーほど。

現在この発明品についての特許を書くミヒールさん、来年は音声で操作できるように改良する予定だという。

この義肢の製作はカレッジのミニプロジェクトとして開始し、肩、肘、手首などに取り付けるようカスタマイズすることができるようにと、この2ヶ月間、両足を失ってしまった元兵士ナイク・ディープチャンさんを対象にして調整作業が行われている。
これが成功すれば、子供にも着用が可能となる。

マハーラシュトラ州技術専門学校(MIT)で電子工学・電気通信を専攻するミヒールさんはこの義肢について、Catia B5というソフトウェアを使用した完全なるオリジナル設計だと誇る。
「ペーパー上に考案を描き出すと同時に、ソフトウェアは人間工学設計を補助します。私の設計は、98%これが適合します」

ロボットのグリップ部分は2本指と親指にあたる指、合計3本の指を持つ。アームの重量はおよそ500〜600グラムで、従来のものよりずっと軽い。

またその価格について「材料はわずか2000ルピーぐらいしかかかりませんでした。軽量、自動、神経センサー付きの輸入の義肢は50万ルピーぐらいの価格で、麻痺患者のほとんどの人が手が届きません。」と説明する。

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技術系の学生は、ともすれば似たり寄ったりの道を歩みがちな気がしますが、とても素敵な発明品を生み出す頼もしい人材だと思いました。



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