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インドをもっと知ろう!

ISROは航空宇宙業の民間へのアウトソーシングを推進
2006.7.7(金、七夕) Hindustan Times

Sriharikota/Mumbai:
「ISRO(インド国家宇宙研究開発機関、Indian Space Research Organization)」所有、アーンドラ・プラデーシュ(Andhra Pradesh)州シュリハリコタ(Shriharikota)にあるインド唯一のロケット基地、サティシュ・ダーワン宇宙センター(Satish Dhawan Space Centre)。
ここでは、海外からの衛星の受注に応えるため、かつては閉ざされた機密分野であったロケット開発技術を、民間に開放するための準備を進めている。

「始めは、ロケットプログラムの50パーセントほどを占める、重要度の低いアプリケーションのアウトソースを行いたい」
同宇宙センターで所長を務めるアンナーマライ(Dr M Annamalai)氏はHindustan Times紙の取材にこのように説明した。
また、同氏が明らかにしたところによると、アウトソース先の選定に民間企業からの競争入札を受け入れており、総合商社であるTataグループ、Mahindraグループ、Godrejを始め、L&T(建設/エンジニアリング)、及びバンガロール企業Aversalaが申し込みをしていることが分かった。

欧米ではスペース・エンジニアリングの民間開放は盛んであり、NASA(米航空宇宙局)に至っては、より概念研究にフォーカスするため、コア部分リサーチのアウトソーシングすら行っている。
こうしたISROの動きは、「インド企業にとって絶好の機会だ」とGodrejスポークスマンは歓迎する。

海外向けの衛星打上げ事業を推進していきたいインドの衛星建設能力は、現在の8基より、年間15基〜20基にまで拡大できるとも言われている。

現在は少なくとも10基の需要が、国内テレコム企業や海外を中心に予測されており、今年4月には、ISRO設計に基づく衛星と衛星システムの構築業務を、民間企業に開放した。

ISROは現在、国産の極軌道衛星打上げロケット(PSLV)と静止衛星打上げロケット(PSLV)を含む建設と製造業務の大部分を民間へアウトソースすることを計画し、長期的な目標として、ISROの環境を、技術者や科学者職員らが、新しいテクノロジーのリサーチへさらに集中できるような場にしていきたい。

民間へのアウトソーシングは、「打ち上げコストは、海外より30〜35パーセントも安い」(アンナーマライ氏)ISROが、グローバルな衛星打上げ市場を圧巻することを、ますます助けるだろう。

シュリハリコタから民間へのアウトソースのさきがけとなったのは、政府系企業PSU Mecon社へおよそ40億ルピーで発注された、2番手の発射台建設だ。
Mecon社はそのうち数件を、さらに別の官民企業へアウトソースした。
ここで建設された新しい発射台は、今月予定されているデジタル放送用衛星INSAT 4Cの打上げロケットとして使用されるGSLV発射の際、使用されることになるだろう。

L&TやWalchand Nagar Industries(エンジニアリング、製糖)も既に、打上げ機のシステムやコンポーネント開発に関わっている。
また、HAL(Hindustan Aeronautics Limited:航空宇宙業および防衛業対象の航空機メーカー)はGSLV用の外部取り付け式補助エンジンブースターを、Andhra Sugars Ltd(化学、製糖)はロケットエンジンとなる液体推進剤を供給している。

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インド国内でのアウトソーシング、そこには計り知れない可能性が眠っていると思います。

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