インドをもっと知ろう!

English

 News from India

Home

先生の心臓外科手術を弟子たちが
2005.2.2(水) The Indian EXPRESS

全インド医療科学学会(AIIMS)病院の心肺センターの手術室で忙しく立ち働くP・ヴェヌゴパール医師、実は先月7日に同じ手術室で心臓外科手術を受けたばかりだ。

インドに初めて心臓移植を紹介し、屈指の心臓外科医として業界に名を轟かすヴェヌゴパール医師は、自らが指導してきた弟子にあたり、普段のオペを共に遂行する仲間でもある医療チームのメンバー医師たちにその身を任せることを決断した。

「この仕事をしてきて30年以上、自分が責任を持って訓練した人間には、絶大な自信を持っている。自分たちが患者に施す手術に自信を持つ限り、自分に施される手術に自信がないわけがない。」
ヴェヌゴパール医師は、力強く発言する。

特に、最も若い弟子であるビソイ医師に、偉大な医師は一目置く。
「彼は私がMBBS(医療科学学士)を終えた頃この世に生まれ、まだまだ若い。しかし見込みのある医師だ。」

ヴェヌゴパール医師が手術を受けた場所は、同医師が1970年にAIIMSに参加して以来ずっと仕事をしてきたその場所。
その師の発言とは裏腹に、チームメンバーにとっては度胸試しだった。

「私たちにどんなに信頼を置いてくださっていても、やはり師匠が最高の技術の持ち主ですから。」
ビソイ医師。
「手術中、ナーバスにはなりませんでしたが、ただ神に祈る気持ちで(ヴェヌゴパール医師の)回復を待ちました。」

実は手術は、家族にも極秘で行われたため、責任は重大だった。
1月6日の定期健診で異常が見つかり、そのまま7日に医師自身が手術を決めた。
当日、ヴェヌゴパール氏は手術室に歩いて入り、手術台に横たわる前に詳細なインストラクションをチームメンバーに自ら与え、術後5時間には、麻酔用に使ったチューブの処理法についての指示をするというプロフェッショナルぶりだった。

*********************
この病院で心臓外科手術を受ける人は、幸せです。


Copyrights  © 2001-2005,ASKSiddhi.com, All rights reserved.