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シリコンバレーの企業家がビハールをBPOハブに
2006年12月1日(金) Imran Khan(IANS)
Katihar(Bihar):
普段顧みられることすらないようなビハール州カティハール(Katihar)という小さな町。
ここから、世界の一大IT集積地カリフォルニアの官民企業に技術サポートを行っている。
同州州都パトナから350キロの地にある同町出身の企業家、ラヴィ・ヴァルマ(Ravi Verma)氏はいまや、シリコンバレーで統合(基幹)業務ソフト(ERP)のメンテナンス業務を主軸とするTelecommand Software and ServicesのCEOを務め、活躍する企業家だ。
ERPシステムは、企業内の全てのデータや事務処理を一箇所のシステムで統合するシステムだ。
「子供の頃から、自分の生まれ育った街のために何かを施すことが夢だった」カティハールを訪れているヴァルマ氏は語る。
まだ30代という同氏の経営するTelecommand社は、サクラメント郡やカリフォルニア北部の広い地域を中心とした官民企業に向けITコンサルティング業務を提供している。
この町でソフトウェア開発センターを経営することに成功したことに、誇りを持っているヴァルマ氏、「考えていることが現実になることはそれ程多くない。カティハールを選んだのは、それを実現できることを証明するためだ」
この事業を始めたのは2005年12月で、設立当初から非常に良好な成績だという。
「カリフォルニアの得意先を満足させるため、カティハールのスタッフは非常に一生懸命システム保守に取り組んでくれている。まるで自分たちが米国にいるかのようにね」
そんなヴァルマ氏にとって、最も大きな挑戦と言えるのは、カティハールの開発チームのモチベーションを維持すること。
このため、バンガロールやムンバイといった大都市へ就職活動に行った、この町の出身者からソフトウェア技術者を雇用している。
さらに7月には、この町にコンピュータ工学の専門学校「RS College of Computer Science and Engineering」を設立した。
「その他大勢のNRI(非居住インド人、印僑)たちも、故郷に何らかの貢献をして欲しい」。
そんなヴァルマ氏はIIT(インド工科大学)カンプール校出身で、1994年頃米に移住した。
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読んでいて、勇気が出る記事でした。ひたむきに努力を続けていこうと決意しました。
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