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インフォシス
2005.4.9(土)
インフォシス(
Infosys Technologies Limited
)は、インド最大のソフトウェア企業の一つである。
先日機会があり、プネにあるインフォシスの「キャンパス」と呼ばれるソフトウェアパークを訪問した。
インフォシスのキャンパス群は、プネ郊外にあるMulsiという村落部に突如現れる。
プネにはキャンパスが2つあるそうで、わたしはそのうちの1番と呼ばれるキャンパスを訪問した。
入口に着くと、セキュリティの立派な建物があり、訪問目的と面会者の名前を伝え、その本人と連絡が付くまでは一切敷地内へ入れてもらえない。
そして通過することができた折には、一人一人顔写真を撮影され、その写真の付いたIDカードを持たされ、これはキャンパス内で肌身離さず着けている必要があるようだ。
また、セキュリティ通過の際は、毎回空港にあるような金属探知ゲートをくぐる必要もあった。
わたしが訪れたビルはおよそ4階建てで、入口正面の全館吹き抜けのロビーは明るい日差しが燦燦と降り注ぐものの、冷房がしっかり効いていてとても快適、広々とした空間はフロアも当然ピカピカ、中央にエレベーター、一隅にはテーブルとチェアが置いてあり、読書したり語り合ったり、各自思い思いの時間を過ごすためのスペースがあった。
入口向かって右端には、わたしには目新しいタイムチェッカーがあり、各社員がIDカードをかざせば出勤時刻、退勤時刻が記録されるシステムがある。
社内には、デスクが数台ずつ区切られたコンパートメントのほか、映画に出てきそうなかっこいいケビン(個室)、全面ガラス張りの社員専用の図書館もあった。
またこの会社では、別のプロジェクトが遂行されているエリアには、関係のない社員は一切立ち入ることができないばかりか、そこの社員とのメール送受信もできないことになっていると聞き、さすがインドの一流企業らしく社内の情報セキュリティが当たり前に整っているさまに感心するばかりであった。
この建物のほか、広々とした芝生の広がる美しいキャンパス内には研究開発センターのビルが林立、ジム、スイミングプールなどもあり、複数あるレストラン・カフェには街のチェーン店が数軒出店していた。
前評判はなんとなく耳にしていたものの、最速経済成長を続けるインドの、真のグローバル企業のバブリーな一面を垣間見た気がした。
プネの施設がこれほど立派で大規模なのだから、本社であるバンガロールは一体どれほどのものなのだろうか。
こちらも機会があれば、ぜひ訪れてみたいと思った。
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