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インド

「インドとは対称の国だ。一部分の階級で豊かでありながら大部分の人々は貧しく、一方でモダンでありながら一方では古い習慣が根強く残る・・・しかしインドは貧しい国ではない。人々は貧しいが、国そのものは全てのものを足りるだけ供給する力を持っている。」
ジャワハルラル・ネール(Jawaharlal Nehru

1944年にネールが記したこの言葉は、現代にもそのまま当てはまる。

現代インドは、複雑と矛盾に満ちた巨大な国だ。

モダンな生活を楽しむ一握りの人々のまわりには、数百万人のいまだ旧式な生活を送る人々が取り巻いている。
また、圧倒的多数がいまだ教育を受けていない現実の一方で、インドは科学者や技術者を、アメリカに次いで世界でもっとも多く輩出している国である。

また、たとえその寺院が汚れた路地にあろうとも、地球上にあるメジャーな宗教のうちの2つ、ヒンドゥー教と仏教を生み出した地である。

サルや牛といった動物も、都市の人間の営みと不思議なバランスを取りながら共存している。

すばらしい大自然の美しさの一方で、目に余る貧困が織り成す、都会の醜さを併せ持つ。

このパラドックスが、インドを数世紀にわたりインドたらしめた所以だともいえる。

ありとあらゆる人種、無数の言語、宗教、ふるまい、生活様式などが混在しているインド文化を一般化することは容易なことではない。
しかしこの事実が、複雑な環境に順応しつつ生きているインド人をインド人たらしめている。

旅先で出会うインド人たちは、外国人に対して大きな理解や期待があるかもしれないし、それほどないかもしれない。
どんな場合においても、わたしたち外国人が彼らに対し、礼儀、忍耐、親切心、寛容をもって接することで、相応の敬意を払われることだろう。

また、ビジネスで訪れるにしろ、休暇で訪れるにしろ、バックグラウンド、習慣、生活スタイルに対するちょっとした知識と理解があれば、英領時代「王冠の宝石」と称えられ、今日「起き上がる巨人」として畏れられるこの国との関わりが、恵まれた、実り多きものとなるだろう


インドから心を動かされない人はいないだろう。
ある旅行者は、
「インドへ来れば、以前までの自分は完全に消えうせてしまうだろう。」と語った。

インドは人を変える。


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