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 Life In India

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インドの街の風景
2004.2.13(

初めてインドを訪れる人を圧倒させるもののひとつは、ごちゃごちゃと混みあい、しかも眠らない街の異様さであろう。
インドの大都市は過密と喧騒、種々雑多色とりどりでごったがえす。

しかし、それぞれの都市には独特の味が必ずある。
そこには生命、喜び、新しい出来事が満ちている。
若者たちはエネルギーをその内にみなぎらせ、夢見る瞳は燦然と輝く。
また、流行にうるさいが文化も尊び、一生懸命に学び働くが遊びも怠らず、激しく躍動する街で現代インドを創造している連中でもある。

デリーの旧市街は一見貧しい町並みだが、歴史的建築物や、伝統的なインドの雰囲気が豊かに存在する。
一方ニューデリーは別世界で、広々と舗装された通りとそびえ立つ近代的なビル、超モダンなショッピングモールに娯楽施設、最近はメトロも運行し、首都として備えるべきものは可能な限り揃っていると言えるだろう。

コルカタ(旧カルカッタ)、ベンガル州の州都であり、また喧騒と貧困の国際的代名詞となっている。
しかし、古来から知的・政治的活動の拠点であることから「インドの魂」としても知られている。
また主な製造業、商業、運輸業、鉄鋼業の中心地でもある。
ベンガル人は、友好的であるともよく言われることだ。

ムンバイ(ボンベイ)はマハーラシュトラの州都であり、インドでも最もコスモポリタンな都市である。
ハリウッドに次く巨大な映画産業ボリウッドを抱えることでも有名だ。 
ここはインドの主要商業都市でもあり、主な輸出港もある。 
常に活気に満ち、眠らないこの街には、ファッション、映画コンプレックス、ナイトクラブなどがその都会生活を演出する。 
ムンバイでは、この国の貿易額およそ3分の1を取り扱い、経済の首都としても重要である。 

ムンバイから非常に近い街プネも、マハーラシュトラ州そしてインド国内で最も注目を浴びている。
とても若く活気があり、開発がひっきりなしに行われている一方で、伝統や文化も必要なだけ残る古い町でもある。 
また教育が盛んであり、IT都市としても頭角をあらわしており、ムンバイのツインシティとして成長している。 

チェンナイ(マドラス)はタミルナードゥの州都、インド南部に位置し、大都市ながら他の巨大都市と比較して西洋化があまり進んでいないことが特徴だ。 
外国の影響をあまり受けず、非常に古い歴史を誇るその文化を守りつつ、近年はITハブとしても成長している。


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