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サントゥール&タブラー・セッションライブ
2004.2.22 プネ市内コレガオンパーク/Vrindavan Gardenにて

Indian EXPRESSその他主催で行われた。
6時開場、6時半頃開演。
外国人観客も目立ち、開場は満席だった。

サントゥールの師Pandit Shivkumar Sharmaとタブラーの師Ustad Zakir Hussainのセッションがメイン。
繊細な弦楽器サントゥールと、奥深い音色の打楽器タブラーの呼吸をするかのように自然なハーモニーは、わたしにとってはインド古典楽器に接する初めての体験でもあり、とても感動的だった。
目を閉じて聴けば脳みその芯にしみこむような不思議な響き、目を開ければスクリーンに映し出される鮮やかな指の動きを楽しむことができた。

演奏前のハプニングも。
プロの音楽家たちにとってはいつでも完璧な音を求めるのは当然のこと、しかし繊細な音ゆえに音響調整はなかなか難しい。
よい音を出すまで、延々とマイクに指示をしていたタブラーのHussain氏は、とうとう自らステージを降りて、音響調整を始め、聴衆たちにとっては彼を思いがけず間近に見ることができた。
巨匠と呼ばれているのに偉そうな感じは全然なく、演奏中も素敵な笑顔を絶やさず、とても好感が持てた。

今回は野外ホールだったので、蚊やマナーの悪い聴衆の携帯電話に悩まされ、また音の響きも散乱気味だったのが少し残念だった。
でも野外だったからこそ、次第に研ぎ澄まされていく夜の空気と調和して楽しめたかもしれない。
ぜひ彼らのカセットかCDを買って、お家の中でゆっくりと聴いてみたい、とも思った。

コンサート前半ではTaufiq Qureshiのパーカッション、Nishikant Barodekarのタブラー、Sridhar Parthasartyの南インド打楽器Mridangamによるフュージョンが披露された。

*サントゥールおよびPandit Shivkumar Sharma氏について、詳しい情報はこちら、Ustad Zakir Hussain氏についてはこちら(ともに英語)


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