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ヒンドゥーの新年(グディ・パドワ)
2004 21st. March
あけましておめでとうございます!
今年は
3月21日
が陰暦ベースのヒンドゥー暦のニューイヤー、
グディパドワ祭り
の日。
家々には色とりどりの旗が掲げられ、新年の到来を告げています。
これらの旗のことを
グディ
(
Gudi
)と呼ばれます。
長い木製のポールに明るい色の新しい布が巻かれ、先端には銀・真鍮・ステンレスいずれかの金属製の
カラシ
(
Kalash
)という丸い冠がかぶせられています。
旗ざお全体は、花冠や
ガディス
(
Gadhis
)という砂糖菓子、フレッシュな緑の
ニームの葉
で装飾されます。
グディ・パドワは色々な理由から、主にマハーラシュトラ州で重要なお祭りであるとされ、特にマハーラシュトラの新年祭りとして大きな意味を持つようです。
この日は
ヒンドゥー暦のチャイトラ月の初日
とされ、神話によればこの日ブラーフマ神が宇宙を創造し、時代を始めたと言われています。
今年は3月21日が
チャイトラ・シュドゥ・プラティバダ
(
Chaitra Shudh Pratipada
)、3日半続く縁起のよい日々の始まりの日です。
パンチャン
(
Panchang
)というヒンドゥーに欠かせない一年の吉凶や占星術を示す書物は、新年のスタートであるこの日に作成されます。
結婚式、命名式など全ての重要な儀式は、パンチャンに従って行われるのが良いというのが慣例です。
また、伝説上いくつかの大きな出来事がこの日に起こったと信じられています。
その中の1つは、大昔
シャリヴァハン世紀の起源物語
。
当時中央アジアから
ナハパンナ・シャカ
という者が率いる軍隊が攻め入ってきた時、勇敢な陶工
シャリヴァハン
が軍を興し、敵の大軍を撃退したことを記念し、勝利のシンボル(旗)と共に祝うようです。
金属製のカラシは王冠を示し、見事に戦った将軍を今だ称えています。
伝説と神話の起源として祝われるほか、グディ・パドワには現代的な意味も多く込められています。
この時期はちょうど
年度末
にあたり、この日までに税金は全て納められるべきで、商人やビジネスマンたちは安堵して祝うのです。
また農民たちは、
収穫を終え
、財源としての収穫物が充分蓄えられ、やはり安心して祝う日であるようです。
またグディにくくりつけられるニームの葉は、単なる装飾としてだけでなく、お祭りが終わったらつぶしてジャグリーという黒砂糖と混ぜてペーストにして舐めます。
これは悪魔をかわすお守りとしての意味と、医学的にはニームのペーストは血流を促し、病気を防ぐ効果があるとされています。
主婦たちはガディスの調理に大忙しです。
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