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2004年のガネーシャ祭り
18th〜27th, September
2004
プネは今年、9月始めごろには雨季を脱したかにみられたにも関わらず、ガネーシャ祭りが始まると同時に毎日夕立続き、期間10日間のうち、特に盛り上がるとされる後半5日間は特に天候に恵まれないという、異例の事態となった。
おかげでイベントも縮小気味、夜ライトアップされるはずのガネーシャ像も、ショート防止のためライトも消すわ、雨で道も悪いわで、わざわざ見物しに行こうという気になかなかなれなかった。
しかし一方で、わたしの住んでいる団地では、そんな天候の下、夜な夜なガネーシャ様へのプージャ(お祈り)、食事の無料提供などささやかなイベントが行われており、それを見物したりしているだけでもお祭り気分になれて結構楽しかった。
夜は7時を回った頃、太鼓の合図で、人々が集まり始める。
団地には、小さなサイババ寺院があり、その脇にガネーシャを奉る特設の祠が建てられている。
その祠の前にみんなが集まり手拍子をしながら歌を歌う中、一人一人(主に女性)が油を灯したランプを乗せたお盆を時計回りに回すアールティ(祈り)をする。
それが終わると、主婦たちが順番で腕を振るった、食事の提供が行われる。
あっという間に過ぎていくガネーシャ祭り、最終日の前日から、ついに天候に恵まれた。
ほぼ満月の、明るい晩、わたしはプネに住んでいる日本人の友人たちを誘って、夫のガイドのもと、待ちに待ったマンダプ(祠)見物へ出かけた。
マンダプというのは、それぞれの祠の中に人々が趣向を凝らして製作したガネーシャのハリボテが据えてあるもので、中にはミッキーマウスと一緒という変わったものも。
夫のいたずらというか突然のプランで、プネ駅周辺にあるInox映画館からメイン会場のラクシュミー・ロードまで、約5キロ以上もある道のりを、歩いて行くことになった。
プネ駅周辺は人ごみもあまりなく、わたしたちは比較的ゆっくりとマンダプ見物を楽しんだが、ラクシュミー・ロードへ近づくに連れ、だんだんと混んできた。
これらの人々の一番の目当てのマンダプは、プネのガネーシャ寺院御三家、カスバ・ガナパティ、マンダイ・ガナパティ、そしてダグルシェート・ガナパティのものである。
この3寺院は、それぞれ近接しており、周辺はかなりの混雑をきたしていたが、これでも例年よりもかなり少ない人出だとのこと。
この日歩いた総距離は、おそらく10kmを超えていたであろうが、友人たちと楽しく話しながら歩いたためか、さほど疲れを感じなかった。
それからインドにおいてのこういったお祭り見物は、運動靴が鉄則だなと実感した。
マンダプのガネーシャたちは最終日の27日、大勢の民衆たちに見送られながら、プネ市内を流れるムラ・ムタ川に流される。
御三家ガナパティに関しては、本物の像に似せて作られたものを流す。
川に流される前に、ガネーシャたちはラクシュミー・ロードの大通りをパレードする。
練り歩くガネーシャたちを見物に来た人々は、老いも若きも富めるも貧しきも、みな等しく楽しんでいる様子が印象的で、次から次へやってくるガネーシャ像たちを前に、陽気に踊る人々を見ているのも楽しかった。
この様子は、ETVというマラティ番組でも逐一中継されている。
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おいおい色々と書き足していきますが、9月27日現在ガネーシャ祭りの最終日ということもありますので、とりあえずアップロードしました。
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